ドラマ版「信用ならない目撃者」の正体は？『invert 城塚翡翠 倒叙集』最終話放送前考察

今回は

ドラマ『invert 城塚翡翠 倒叙集』5話（最終話）の放送前考察

です。



4話放送前考察で「信用ならない目撃者」は映像化が難しいのにどうやるの？という話をしました。

今回は4話「信用ならない目撃者 前編」を見た上で、最終話「信用ならない目撃者 後編」の展開について予想してみようと思います。

この記事は、原作の重大なネタバレを含んでいます。
原作『invert 城塚翡翠 倒叙集』を未読の方はご注意ください。

↓↓ネタバレ回避スペース↓↓

原作「信用ならない目撃者」の正体をおさらい

4話放送前考察でもネタバレしているとおり、原作「信用ならない目撃者」の最大の仕掛けは

• 真 ⇒ 翡翠
• 翡翠 ⇒ 梓

のフリをしていたことでした。

つまり、物語の中に出てきた梓は、本当の目撃者ではなく翡翠が演じていた嘘の目撃者。

原作の「信用ならない目撃者」は、城塚翡翠のことでした。

犯人からしたらこれほど「信用ならない」人物はいません。

手強いはずの雲野が、実は翡翠の手の上でコロコロされてたことに読者も驚く、という展開でした。

ドラマ「信用ならない目撃者」は誰？

しかし、ドラマ版では翡翠が4話ですでに「城塚翡翠」として雲野の前に姿を現しています。


そしてもちろん、城塚翡翠とは別人の目撃者、涼見梓も登場しています。

ということはどう足掻いても、翡翠が目撃者である梓のフリをする展開にはなりえません。

タイトルはあくまでも「信用ならない目撃者」

ただし、この話のタイトルはあくまでも「信用ならない目撃者」。

「信用ならない目撃者」の正体が翡翠でなかったとしても、「信用ならない目撃者」自体は存在するでしょう。

そうなると、やっぱり「4話で登場した涼見梓」は「事件現場を目撃した涼見梓」ではないのではないでしょうか？

梓の髪が気になる…

4話で出てきた梓の髪、結構不自然じゃないですか？

＼#城塚翡翠 でリアタイ／

事件当日に天体観測をしようとして
双眼鏡で事件現場を見たという
目撃者・涼見梓
#酔っていてよく覚えていない？#あてにならない証言#若月佑美#城塚翡翠#すべてが反転 pic.twitter.com/dm8SIRZQrG

— 日曜ドラマ『invert 城塚翡翠 倒叙集』／『霊媒探偵・城塚翡翠』【公式】日曜夜10:30日テレ (@hisui_ntv) December 18, 2022

とてもウィッグ感がありません？

現代ならもっと自然なものがあるのに、あえてドラマであのウィッグを使うというのは、視聴者へのヒントなのではないでしょうか。

黒髪のロングにしてるのは、亡くなった雲野の奥さんに寄せているものと思われます。

鐘場さんと同行しているのもフェイクくさい

翡翠が涼見梓の目撃証言を聞きに行くのに、鐘場さんと一緒だったんですよね。

原作では「目撃者は翡翠が独自に（真を使って）見つけ出したため、警察は目撃者がいることを知らなかった」ことも仕掛けのひとつでした。

しかし、ドラマでは鐘場警部補が同行している以上、「警察が知らなかった」はありえません。

雲野への聞き込みに鐘場さんが同行していなかったとはいえ、情報が共有されていないとは考えづらいです。


ちなみに鐘場さんが同行しなかったのは、雲野と面識があったから。

予告で雲野が車に乗ってる鐘場警部補に声掛けてるところをみて余計にそう思いました！

予告の遡り方的に『霊媒探偵』ですでに伏線を張っていそう

予告を見るに、4話と最終話の「信用ならない目撃者」だけでなく、もっとそれ以前から伏線を張っていたような雰囲気があります。

『invert 城塚翡翠 倒叙集』
12/25(日)夜10時30分📺

／
次回ついに #最終話 ‼️予告公開🎥
＼

翡翠(#清原果耶)は
最凶の敵・雲野(#杉本哲太)を
知る鶴丘(#瀬戸康史)の元へ

真(#小芝風花)の前から
姿を消した翡翠は
命懸けで最後の推理に挑む💥
　
衝撃のXmas…あなたはまた騙される#城塚翡翠 pic.twitter.com/JfpCbHmqCk

— 日曜ドラマ『invert 城塚翡翠 倒叙集』／『霊媒探偵・城塚翡翠』【公式】日曜夜10:30日テレ (@hisui_ntv) December 18, 2022

4話で出てきた梓が偽梓だとした場合、十中八九翡翠の協力者なので、もしかしたら今までの話にもこっそりと出てきてたのかもしれません。

少なくとも原作にはそれっぽいネームドキャラはいません。

唯一怪しいのは、翡翠が懇意にしている奇術師の女性くらい。

2話の「泡沫の審判」に後ろ姿だけで出てきた「警視庁捜査一課の女刑事」は、真ちゃんの変装なのかな～と思っていましたが、もしかしたら今回梓を演じているのと同一人物だったのかもしれませんね！



以上のことから私は、「4話に出てきた涼見梓は偽物で、城塚翡翠の協力者」説を推します。

まとめ：梓は本当にただの目撃者なのか！？

ドラマの最後の事件として位置づけられた「信用ならない目撃者」。

原作に忠実だった1～3話までとは違い、原作既読者でも予想できない展開です！

最終話の放送が待ちきれません！

でも、個人的にはやっぱりドラマから入った人も、原作を読んでほしい！

原作の「信用ならない目撃者」のトリックも体感してほしい！

そして翡翠がいう「世の中の人が求めているのは論理じゃなくて驚き」というミステリ小説に対する世間への小言をきいて

「すみません…おっしゃる通りです…。」

となってほしい。

ちなみに、原作を読むならオーディオブック版がおすすめです！

おすすめな理由は以下で解説してるので、参考にしてみてください。

>>【関連記事】ドラマ『城塚翡翠』原作はある？オーディオブック版がおすすめな理由3選

また、最近原作小説がコミカライズされました！

コミックス版も要注目ですね！

追記：続編について予想してみました

>>【関連記事】『城塚翡翠』シリーズ続編は過去編！？最新刊は諏訪間とのコンビと予想！

＼ 5月31日発売の円盤はこちら ／

それと、瀬戸康史さんが撮影の合間に描いたチーム翡翠Tシャツとパーカーは12月末までの期間限定販売だそうです。
とってもかわいいので今のうちに確保しておきましょう！

2023年1月追記

12月末までのはずだったのですが、1月3日現在まだ買えるみたいです。