『城塚翡翠』シリーズ続編は過去編！？最新刊は諏訪間とのコンビと予想！

2022年12月25日2023年4月23日

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今回は

『城塚翡翠』シリーズの続編についての予想

です。

前回、「ドラマ『invert 城塚翡翠倒叙集』と原作『invertⅡ 覗き窓の死角城塚翡翠』で少しずつ情報が出てきた「諏訪間って誰？」という話をしました。

前回の話はこちら

今回は原作小説『invertⅡ 覗き窓ファインダーの死角』までに出てきた情報を整理しつつ、『城塚翡翠』シリーズの続編についての予想をしてみたいと思います。

この記事は、『城塚翡翠』シリーズのネタバレを含んでいます。
主に『invertⅡ 覗き窓ファインダーの死角』で登場する内容になりますので、未読の方はご注意ください。

↓↓ネタバレ回避スペース↓↓

『invertⅡ 覗き窓ファインダーの死角城塚翡翠』以降の続編はあるのか？

2022年12月現在、相沢沙呼先生『城塚翡翠』シリーズの最新刊は『invertⅡ 覗き窓ファインダーの死角』です。

第一作『medium 霊媒探偵城塚翡翠』、第二作『invert 城塚翡翠倒叙集』に続く第三作目に当たります。

『invertⅡ』の続きはあるのかな？

『invertⅡ 覗き窓ファインダーの死角』以降の続編があるという情報は入手していませんが、個人的には「続編は確実にある」と思っています。

「続編がある」と言い切るのにも理由があります。

翡翠に関する匂わせ情報が多々出ている

「『invertⅡ 覗き窓ファインダーの死角』以降の続編がある」と確信している理由は単純。

これまでに詳細が明かされていない情報が多数存在するから。

とりみどら

とても気になる！

そしてその多くは城塚翡翠の過去に関する情報なんです。

城塚翡翠の過去に関する情報

ここからはネタバレが多くなります。
これまでの物語の核心に触れるほどのネタバレはありませんが、ご注意ください。また、ネタバレだけでなく筆者の推測に過ぎない記述も多分に含まれます。その点にもご留意ください。

翡翠の弟の存在

『invertⅡ 覗き窓ファインダーの死角』に収録されていて、ドラマ『invert 城塚翡翠倒叙集』の第3話にもなっていた『生者の言伝』の中で、

翡翠には弟がいる
長いこと会えていない
今はおそらくロンドンにいる

という情報が出てきます。

ただ、『生者の言伝』の最後の真との会話で、「あれは嘘」だと言います。

しかし、『覗き窓ファインダーの死角』の『…and again』の真との会話の中で、諏訪間が自身と翡翠の関係を問われたときにこう発言しています。

「あたりさわりのない範囲で言うならば」諏訪間は微笑んで、静かに言う。「彼女を日本に招いた人間だ。弟を亡くして、死人のようだったから、その価値を教えた」
相沢沙呼.『 invertII　覗き窓の死角城塚翡翠』. 講談社.より引用

つまり、翡翠の「あれは嘘」という発言は、「今はおそらくロンドンに」「いる」という部分のことだったのでしょう。

とりみどら

すでに亡くなっているのであれば、「いる」はおかしいもんね
「長いこと会えていない」のは本当か…。

この事実を知れば、『覗き窓ファインダーの死角』の中で翡翠が発した以下のセリフの見え方も変わってきます。

「人間はどうしようもなく、死に取り憑かれる生き物なのだと」

-中略-

「大切な人を失うことで、残された人々の人生もまた、そこで途切れたようになってしまうことがあります。悲しみに囚われ、ただ空虚に無為に、残りの人生を磨り潰していくことしかできなくなってしまう……」

-中略-

「わたしにも経験があるので、逃れようのないその辛さは、よくわかるつもりです」
相沢沙呼.『 invertII　覗き窓の死角城塚翡翠』. 講談社.より引用

とりみどら

翡翠は多分、弟さんの死に取り憑かれているんだね…。

諏訪間の発言の「死人のようだった」という部分にも重なりますよね。

翡翠の「どんな理由があれ殺人だけは絶対に許さない」という信念は、おそらく弟さんの死から来るものなのでしょう。

そうだとすると、弟さんは殺人事件に巻き込まれたと推測されます。

翡翠と諏訪間の関わり

前述の通り、諏訪間は「弟を亡くして、死人のようになっていた」翡翠に、「その価値を教えた」人物。

諏訪間が発破をかけ、「翡翠と諏訪間が協力して弟さんの殺人事件を解決した」のではないでしょうか。

それがきっかけで前回の記事で紹介した諏訪間の発言通り、翡翠が諏訪間に懐き、行動を共にするようになったと思われます。

「例の事件」で諏訪間と決別

『覗き窓ファインダーの死角』で蛯名さんが気になる発言をしています。

「そういえばですけど、城塚さんってどうしてまたウチらに協力してくれるようになったんすかね。ほら、例の事件から、いったん警察と距離を置いて勝手に行動していたじゃないですか」
相沢沙呼.『 invertII　覗き窓の死角城塚翡翠』. 講談社.より引用

とりみどら

例の事件！？一体何があったんだろ！

そしてこう続きます。

「ええと」誤魔化すように、蝦名は明るい声で続けた。「ほら、鶴丘の事件の頃からですかね、また積極的に協力してくれるようになって。どういう心変わりがあったのかなぁ、と……」
相沢沙呼.『 invertII　覗き窓の死角城塚翡翠』. 講談社.より引用

鶴丘の事件とは、『medium 霊媒探偵城塚翡翠』及びドラマ『霊媒探偵・城塚翡翠』の最後の事件のことですね。

事件の犯人である鶴丘に、刑事である鐘場が機密情報を漏洩していたことが発覚。

懲戒免職は免れないだろうという大方の予想に反し、なぜか・・・窓際部署への左遷人事（ドラマ版では警部補への降格）で済んだのでした。

「なぜか」の答えは前回の記事で触れているとおり、「鐘場さんを救うために、翡翠が警察に協力すると約束した」から。

蛯名の発言から辿ることのできる、翡翠と警察の関わりについての情報を整理すると以下のとおり。

翡翠の警察との関わり方

警察に協力していた
↓
「例の事件」が起きる
↓
警察と距離を置くようになる
↓
鶴丘の事件が起きる
↓
再び警察に協力するようになる

今の翡翠が諏訪間のことを嫌っている点を考慮すると、「例の事件」から翡翠の諏訪間に対する気持ちが変わったとみていいと思います。

とりみどら

諏訪間と決別するきっかけがあったんじゃないかな

そういえば、ドラマの4話で雲野が「警視庁内で制服姿の翡翠を見かけたことがある」「鐘場の部下のハギリという男と一緒にいた」と発言していました。

それも「例の事件」前後の話かもしれませんね。

勝手に予想！続編は翡翠の過去でパートナーは諏訪間！

ここまでのことを踏まえて、『城塚翡翠』シリーズの続編について予想していきます。

ここから先は完全に個人的な予想です。
予想というより、願望にも近いものです。決して正確な情報ではありませんのでご注意ください。

とりみどら

「これはあるだろうな～」という予想と共に、
「この話を読みたい！」という、いちファンとしての願望が入ってるよね

まず、ここまでの『城塚翡翠』シリーズには、翡翠のメインパートナーが存在することに着目します。

『medium 霊媒探偵城塚翡翠』では香月先生、『invert 城塚翡翠倒叙集』『invertⅡ 覗き窓ファインダーの死角』では真ちゃんがそれぞれパートナーにあたります。

続編が過去編だった場合、パートナーは諏訪間だと予想されます。

タイトル頭の英単語も、「medium」でも「invert」でもなく別の物が使われるでしょう。

これを前提として、続編に収録されるエピソードを予想してみます。

EP.1 弟を亡くした事件＝諏訪間との出会い

翡翠の人格形成に多大な影響を与えたと思われる、弟さんを亡くした事件。

これは確実にあるでしょう。

そしておそらく、何らかの形で翡翠自身が弟の死の原因の一部になったと思われます。

『medium 霊媒探偵城塚翡翠』のエピローグで、「例えばの話」として千和崎真が考えていた翡翠の父親がつくった宗教団体が原因なんじゃないかと予想しています。

その後、死人のようになってしまった翡翠を立ち直らせたのは、おそらく諏訪間。

諏訪間との出会いは弟さんの事件だったと予想します。

とりみどら

「弟さんの事件」とか普通に言ってるけど、
そもそも事件かどうかもわからないんだけどね

EP.2 翡翠と諏訪間のコンビとして仲が深まる事件

諏訪間に言わせると「前はもっと可愛らしく懐いてくれていた」らしいです。

「弟の事件」をきっかけに諏訪間と出会った翡翠が警察に積極的に協力し、事件を解決していく。

翡翠は自分の詐術が人の役に立つことで生きる価値を見出し、それを教えてくれた諏訪間に懐いていったのではないでしょうか。

そんな形で、翡翠と諏訪間のコンビが事件を解決していくエピソードもあると思われます。

EP.3 「例の事件」

そして、「例の事件」発生。

前述したとおり、翡翠が懐いていた諏訪間と決別するきっかけとなる事件です。

どんな事件だったのかは全くわかりませんが、翡翠が「諏訪間にとって自分は単なる便利なコマのひとつにすぎないんだ」と思うような出来事が起きたのではないでしょうか。

翡翠は、諏訪間のことを「唯一無二のパートナー」のように思っていたものの、それを裏切られ、ひどく傷ついて、諏訪間のことを嫌うようになったと予想します。

EP.4 千和崎真との出会い

警察から離れた翡翠は、「自分の力で人の役に立つことをしたい」と考えていたものの上手くいかない…。

そんな時に出会ったのが、私立探偵の千和崎真ちわさきまこと。

性格が真逆の二人が、たまたま一緒に行動することになり、お互いギャーギャー文句を言いながらも意外と息があって事件を解決。

翡翠がおずおずと「雇いたい」（照れ隠し）と申し出て、真もしぶしぶ（照れ隠し）承諾し、無事ひすまこ結成に至る…。

そんな画えを妄想してみました。

とりみどら

真ちゃんとの出会いのエピソードは超読みたい！
相沢先生！何卒よろしくお願いいたします！！←

まとめ：続編は未定！でも過去編と予想！

以上、『城塚翡翠』シリーズの続編に関する予想でした。

原作の最新話である『覗き窓ファインダーの死角』やドラマで小出しにされている翡翠の過去や諏訪間に関する情報。

それらを踏まえると、続編がないわけがないと思います。

しかも、ドラマ版で出しているということは映像化も決まっているはずです。

とりみどら

最近「『城塚翡翠』シリーズの続編」のことしか言ってないレベルで繰り返してるなっ！

今日のドラマ最終回で、ドラマ版「信用ならない目撃者」がどうまとまるのか注目しつつ、何かしら続編に関する情報が出てくることを期待しています！
※本記事はドラマ『invert 城塚翡翠倒叙集』の最終回放送日2022年12月25日（日）に執筆しました。

ドラマの最終話放送前考察もしているので、原作のネタバレが問題ない方は読んでみてください↓

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