『勝利の法廷式』考察。「指輪殺人事件」について考える。その1（2話時点）

今回は

ドラマ『勝利の法廷式』の「指輪殺人事件」に関する考察

です。

ドラマ『勝利の法廷式』は、2023年4月期の読売テレビ系の劇場型リーガルミステリー。

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『勝利の法廷式』の物語の中心となる事件が神楽蘭の親友・早乙女花と黒澤仁が深く関わっていると思われる事件が「指輪殺人事件」。

1話で黒澤仁が追っていることが分かった「連続女性殺人事件」＝「指輪殺人事件」ですが、2話で衝撃の事実が明かされました。

2話までを見た段階でわかったことと、そこから推測できることを書いていきたいと思います。

この記事は、ネタバレ及び筆者の妄想を含みます。ご注意ください。

2話時点での「指輪殺人事件」についての情報

2話まででわかった「指輪殺人事件」の内容についてまとめていきます。

被害者は女性4人

連続女性殺人事件、通称「指輪殺人事件」の被害者は4人でいずれも30前後の女性です。

「指輪殺人事件」の被害者たち

1. 赤羽二乃（27）
   • 2018年の秋
2. 黛十和（31）
   • 2019年
   • フラワーデザイナー
   • 被害者の中で唯一相関図に載っている人物
3. 真野時絵（29）
   • 2020年11月8日（日）
4. 瓜生二重（25）
   • 2021年4月？（真野時絵より後の４月）

被害者たちには共通の特徴が残されていた

4人の被害者女性の遺体には、ある共通した特徴が残されていました。

「指輪殺人事件」被害者たちの共通点

• 膝を抱えた体勢になっていた
• 左手の薬指に5つの指輪がはめられていた

「指輪殺人事件」の犯人の動機と特徴を残した理由（予想）

上記のとおり、「指輪殺人事件」の被害者たちは30歳前後の女性であり、膝を抱えた体勢で左手の薬指に5つの指輪をはめられた状態で発見されました。

ここから「なぜ犯人がそんなことをしたのか」を考えてみたいと思います。

左手の薬指に残された指輪の意味（予想）

左手の薬指の指輪といえば、結婚指輪。

左手の薬指にはめる指輪は「愛の象徴」とされ、そのことは他の指が持つ意味よりも一般的に知られています。

2番目の被害者、黛十和が黒澤仁の婚約者で、遺体の傍らに落ちていた指輪が仁がプレゼントした婚約指輪だったと仮定したた場合、犯人が行ったのは「婚約者を奪いムリヤリ結婚した」という儀式とも考えることができます。

なので私は、犯人は「婚約者のいる女性を狙い、他人の婚約者をムリヤリ奪って結婚する」という征服欲から犯行に及んだ可能性があると考えています。

膝を抱えた体勢の持つ意味（予想）

膝を抱えた体勢は、赤ちゃんの姿を示唆している

と考えています。

犯人は、「お腹に赤ちゃんのいる結婚を間近に控えた女性たち」を狙って犯行に及んだ可能性があるのではないでしょうか。

このケースの場合、犯人の動機として考えられるのは「子どもが欲しいと渇望しているのに自分のところには恵まれず、身籠った幸せそうな女性が許せない」というもの。


もしくは、「過去に中絶経験があり、現在婚約者のいる女性たち」を狙った可能性も考えられます。

この場合は、「過去に赤ちゃんを殺したのに何幸せになろうとしてるんだ。赤ちゃんを殺した人間は殺されて当然だ」という、命に対して強い思想を持った過激派の人物像も浮かび上がってきます。

あくまでも筆者の勝手な予想ですが、「膝を抱えた体勢というのは赤ちゃんを示唆していて、犯行動機にも赤ちゃんが関わっている」のではないでしょうか。

神楽蘭の親友・早乙女花とその夫の蓮

続いて、主人公・神楽蘭の親友であり、劇中では拘置中の早乙女花とその夫・蓮についての情報をまとめてみます。

早乙女花が有罪判決を受けた事件の被害者は早乙女蓮

神楽蘭が一度は弁護士を辞めることになったのは、親友である早乙女花の弁護を担当したものの、救うことができなかったため。

早乙女花は、夫・蓮を殺害した容疑で法廷に立たされていたのでした。

早乙女蓮は自宅で刺殺されていて、凶器の包丁には花の指紋が検出されたようです。

早乙女蓮は「指輪殺人事件」の犯人！？

2話で明かされた衝撃の事実は、殺された花の夫の蓮が「指輪殺人事件」の犯人だったということ。

早乙女蓮の自宅からは「連続女性殺人事件」＝「指輪殺人事件」の犯人だと判断するに至った以下の証拠が発見されたそうです。

早乙女蓮の自宅から発見された証拠

• 殺害された女性のDNAが検出された注射器
• 遺体から検出されたものと同じ塩化カリウム
• 被害者の左手の薬指に装着されていた指輪

早乙女夫妻が両方無実の罪を着せられている可能性もある？

ここまでの早乙女夫妻の情報から考えるに、花が蓮を殺してしまう理由は十分あります。

早乙女花が夫・蓮の「連続殺人」という凶行を知り、言い争いとなった結果、刺し殺してしまった

というシチュエーションには一定以上の説得力があるためです。

しかし、神楽蘭は早乙女花は冤罪だと思っています。

「親友だから信じたい」という感情ももちろんあるでしょうが、弁護士として弁護に立った以上、冤罪と考えるだけの理由もしっかりあるはずです。


また、早乙女蓮が「指輪殺人事件」の犯人だと示す証拠が自宅から見つかった物的証拠だった場合、

蓮に罪を着せるために早乙女家に侵入して証拠を置いていった人物が、蓮と遭遇してそのまま刺殺して立ち去り、そこに花が帰宅したきた

という可能性も十分あるはずです。

以上のことから、
早乙女夫妻は両方無実の罪を着せられている可能性があると考えます。

まとめ：「指輪殺人事件」には謎がいっぱい！

以上、ドラマ『勝利の法廷式』2話時点の「指輪殺人事件」に関する考察でした！

チラッと写っていた新聞記事に情報がわんさか載っていたので、いろいろと考察することができました！

まさか黒澤が追っている事件の犯人が早乙女蓮だとは思いませんでした。

しかし、それもまだ確実な情報ではありませんからね。

引き続き出てきた情報からの考察は続けていきたいと思います！