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『勝利の法廷式』6話ネタバレ感想。「子どもは親が思うほど子どもじゃない!」
今回は
ドラマ『勝利の法廷式』第6話の感想
です。
ドラマ『勝利の法廷式』は、2023年4月期の読売テレビ系の劇場型リーガルミステリー。
弁護士×脚本家って面白い組み合わせだよね!
『勝利の法廷式』の6話を見たので早速感想を書いていきたいと思います。
この記事は、ドラマを視聴した感想なのでネタバレを含みます。ご注意ください。
『勝利の法廷式』6話のあらすじ
CASE6 自立
[ ゲスト ]
- 浪人生 麻生日奈 役:木下彩音
- 日奈の母親 麻生理香子 役:中島ひろ子
- 医大の二年生 栗原慧太 役:小宮璃央
- 慧太の父親 栗原悟志 役:黒田大輔
蘭(志田未来)は蒼(髙橋優斗)から黒澤(風間俊介)の婚約者が連続女性殺人事件の被害者だった過去を聞かされ、混乱していた。蒼は蘭に、黒澤の周辺をさらに詳しく調べると告げる。
そんな中、蘭は、ある医大での入試の不正に関する集団訴訟を起こしたいという依頼を受ける。依頼人は、その医大の入試を受けた日奈(木下彩音)をはじめとした女子受験生3人と保護者たち。日奈の母・理香子(中島ひろ子)が蘭に事情を話す。日奈は、医大受験後の自己採点で合格圏内だと自信を持っていた。しかし、結果は不合格。その後、理香子と日奈宛に差出人不明の封書が届く。中身は、医大の全受験者の入試成績データを記した内部資料だった。そのデータによると、日奈ら女子3人より点数の低い男子受験生が合格していた。理香子たちは、女子より男子を取りたいと考えた性差別ではないかと疑い、大学側に説明を求めた。しかし、大学側は否定。納得できない彼女たちは、裁判を起こすと決意したのだった。
理香子と日奈が手に入れた入試データは誰が作成したか分からず、提供者も不明で、証拠としての価値が低い。蘭は、作成者か提供者を探し出して裁判で証言してもらおうと考える。蘭と蒼は、医大の入試委員長・栗原(黒田大輔)の元を訪ねる。栗原は、何も知らないと言って蘭たちを拒絶する。栗原には、日奈と同い年の息子・慧太(小宮璃央)がいた。
出典:読売テレビ 『勝利の法廷式』 ストーリー CASE6
蘭は、日奈が医大合格のために涙ぐましいまでの努力を重ねてきたことを知る。日奈は、母の期待に応えたいと無理をしている様子。蘭は、日奈の姿に子役時代の自分を重ねる。
裁判は大学側の有利に進み、蘭たちは追い詰められる。蘭は、このまま裁判を続けていいのかと迷い始める――。立証困難な医大の入試不正に隠された真実とは!?
『勝利の法廷式』6話の感想
今夜11時59分から
— ドラマ『勝利の法廷式』【公式】毎週木曜よる11時59分放送! (@houtei_drama) May 18, 2023
CASE6「自立」放送⚖️
/#志田未来 さん#風間俊介 さん#髙橋優斗 (#HiHiJets)さん
折り返しを迎え、感慨深いという3人から
見どころコメントが到着☝️
\
それぞれの親と子の想いとは…#勝利の法廷式 をつけて
皆さんのご感想、お待ちしてます🌟
ぜひ、ご覧ください🙇♀️ pic.twitter.com/TZ3onF1FWX
6話は不正入試の話
6話は、医大を受験し不合格になった女の子の保護者たちが、入試に不正があったのではないかと大学を訴える話でした。
黒澤の指示で次の依頼人のところへ行くと、そこには3組の母娘がいました。
いずれも帝和医科大学を受験し、自己採点では合格点に達していたものの不合格になっていた女の子たちです。
どうやら、帝和医大の入試で性差別が行われていた可能性があるようです。
なんと!
その場にいた内の一組の母娘・麻生家に差出人不明の封筒が届いていました。
中身は帝和医大の「受験者合否判定表」。
この資料に記載された3人の女の子たちの点数は、いずれも自己採点と同じであり、合格ラインの上にいる男の子たちよりも高得点だったのです。
これが「性差別」の根拠か!
こうして、蘭たちは入試で行われた大学側の不正を暴く依頼を受けるのでした。
大学側の顧問弁護士は流川綜合法律事務所なんだって!
また藤堂弁護士と戦うんだね!
キーパーソンは入試委員長の栗原教授。
依頼を受けた蘭と蒼は、帝和医大の入試委員長をしている栗原教授を訪ねました。
封筒についていた印章が栗原家近くの東代田だったため、「あなたがこの封筒を送ったのでは?」と直接聞いてみたのです。
しかし、回答は「そんなことするわけないでしょ」「知りません」というものでした。
そりゃあそうだよね
でも「東代田」と聞いてちょっと反応してたね
封筒の送り主は麻生日奈と友達だった栗原慧太!
「性差別で落とされてしまった可能性のある子が複数いる中でなぜ麻生家にだけ送られてきたのか」にヒントがあると考えた蘭は、麻生家に出向き交友関係を聞くことにしました。
蘭が勉強中の日奈の部屋を訪ねたときに、入試委員長の栗原教授の息子・慧太と年賀状のやりとりがあったことに気付きました。
子ども同士のつながりがあったんだね!
蘭と蒼が今度は栗原慧太を訪ねていくと、慧太はあっさり「自分が送り主である」ことを白状しました。
帝和医大の学生でもある栗原慧太は、「女子が受かりにくい」というウワサがある入試を担当している父親に、元々不信感がありました。
ある日父親の部屋に行くと、PCの画面に例の合否判定表が表示されていたそうです。
それを見て差別を確信したものの、自分で告発する勇気はなかったため、教育熱心な母親がいることを知っていた麻生家に送ることにしたのでした。
わりとどうでもいいことなのですが、蘭が「私は小さい頃仕事ばっかりしていた」と言っていたのを日奈はなんの違和感もなく受け入れていたのが気になってしまいました。
「小さい頃仕事ばかり」って言われたら「小さい頃の仕事って何?」って気にならない?
日奈は「蘭が元子役」って知ってたのかな?
黒澤の暗躍により、慧太が証言してくれることに。
直接告発する勇気がないからこそ麻生家に資料を送った慧太に法廷で証言してもらうことは難しい…。
別の方法を考えようとする蘭でしたが、突然慧太が「証言する」と言い出しました。
日奈と偶然再会した慧太は、日奈と話したことで考えを変えたのでした。
日奈がこれまで相当努力してきたことを目の当たりにして、「自分が証言すれば日奈の努力が報われるなら」と思ったんだろうね!
慧太くん、いいやつじゃん!
しかし、実は日奈と慧太の再会は偶然などではなく、黒澤の描いたストーリー通りに登場人物たちが動いてくれた結果だったのです。
黒澤の人を見る能力ってすごいよなぁ
でもそういう人じゃないと、複数の登場人物の意図が交錯して展開する物語は書けないのかな?
調査書の登場で雲行きが怪しくなる…!
慧太が証言してくれることで一気に有利になったかのように見えた第一回口頭弁論。
しかし、帝和医大側は「麻生家に送られた合否判定表は作成途中のものであり、本当は調査書という項目が追加されているものだった」と反論してきました。
調査書とは、内申書のこと。
この調査書の得点配分がかなり高く、試験での得点を逆転したと主張されてしまい、雲行きが怪しくなったところで第一回口頭弁論は終わりました。
一応、筋の通った話になってるのか…な?
でも、そもそも作成途中のものだったら「合格ライン」が引いてあるのがおかしくないですか?
それだけで判断しちゃダメなわけですし。
しかも、試験の得点結果だけのものであれば、試験の得点の高い順にソートされてるはずだから、順番が入れ替わってるのもおかしいよね!?不自然すぎるよね!?
まぁでも、「順番は調査書も含めた総合順位順になっていたが、調査書の項目だけが抜け落ちていた」とか言えば一応成り立ってしまうんですかね。
超不自然で「それは嘘でしょ」って内容でも、証拠がなければ覆すのは難しいですもんね~。
訴訟を起こした家族たちがネットで炎上してしまう
第一回口頭弁論を劣勢で終えた蘭たち。
ネット上では某掲示板で「【悲報】DQN親さん、大学を訴えるも、返り討ちに遭う」というタイトルでスレッドが立てられてしまっていました。
まーこういうのは格好のネタだよねー
これ、蒼に流川父が教えていたのですが、流川父ってこういうの見るんですね。
なんか、炎上させたのも流川綜合法律事務所の策略なんじゃないか?と思ってしまいます。
直接スレを立ててなかったとしても、立てそうな人に情報流したりして、炎上するように仕向けてる気はする…
親子関係は難しい…
麻生家で日奈とお母さんの関係を目にした蘭。
その脳裏に、蘭の幼き日の母の姿が浮かびます。
「あなたのために言ってる」という母の言葉。
母親としては本心で言っているつもりなのでしょうが、結局は自分のため、みたいなところありますよね。
親って子どもと自分を同一視しやすくなるようにできているので、子どもが関わっていることも自分のことのようにとらえてしまう傾向があります。
おそらく蘭が幼い頃に感じた違和感を、麻生母娘を見て感じてしまったのでしょう。
蘭はこのまま裁判を続けることが本当に日奈のためになるのかを考えてしまうのでした。
親として、そうならないように気をつけなくては…!
子どもの人生は、子どものもの!
ちなみに、今回麻生家のお母さんをしている中島ひろ子さんは、前クールにやっていたドラマ『ブラッシュアップライフ』で、志田未来さん演じる近藤遥のお母さんをしていました。
◆#勝利の法廷式 オフショット◇#志田未来 さんと
— ドラマ『勝利の法廷式』【公式】毎週木曜よる11時59分放送! (@houtei_drama) May 17, 2023
CASE6のゲスト#木下彩音 さん #中島ひろ子 さん📷
前作の娘と、今作の娘に囲まれた中島さん☺️
今作の親子の未来を……
志田さん演じる、蘭は照らすことができるのか‼️
\CASE6「自立」放送まであと1日⚖️/ pic.twitter.com/ikg2tm3cDf
いいつながりだね!
こういうオフショットもいいよね~
法廷での主演が流川蒼に!
一方、栗原親子にも動きがありました。
内部資料を流出させた慧太にご立腹の栗原教授。
慧太に衝撃の事実を伝えたのでした。
そして慧太はそれを蒼に正直に伝えます。
「父を尊敬しつつ不信感を持っている」という同じ境遇に親近感を覚えたんだろうね!
迎えた第二回口頭弁論。
いつも通り蘭が進めていきますが、突然「ここで質問者を流川弁護士に交代します」と宣言しました。
事前に聞いていなかった蒼は戸惑いつつも、自分が父に抱いている想いを、同じように感じているであろう慧太の代わりに栗原教授へぶつけるのでした。
台本がなくても蒼はしっかりやってくれた!
かっこよかった!!
息子の想いで心を動かされた栗原教授は、「学長の指示で性差別をしていたこと」「息子をコネ入学させたこと」を認めました。
蒼の想いを考えてぶつけさせた蘭の演出、ナイス!
今回は黒澤の台本は蘭が進めたはじめの部分だけで、後は蒼が台本なしで頑張りました。
このドラマのコンセプトは?という感じでしたが、違いますね。
蘭が台本を読んで、脚本の意図をきちんと受け取った上で、「蒼がやった方がいい」という解釈をしたわけです。
しかも、できるだけ本心で語れるようにと、「事前に蒼には伝えない」ところまで意図的に。
要するに、今回蘭は演出をしたってことですね!
人の感情を読み取るのが上手な蘭ならではの演出だったんだね!ナーイス!
物語も後半戦に差し掛かり、こういう変化球も入れてきてくれると、視聴者的にも飽きずに済みますね!
サブタイトル、「自立」を体現
今回の話は「勝訴でよかったよかった。みんなで医大に入れてめでたしめでたし。」…では終わりませんでした。
サブタイトルの「自立」。
麻生母娘の様子を見ていた蘭は、お母さんの願いを叶えようとしている日奈に「自立」を促すのでした。
あとは、麻生母が子離れしてくれれば…。
自立って結局、親が子離れできるかにかかっているところがありますよね~。
それにしても蘭は、依頼人に対してだいぶ強く言ったよね!
でもそれは日奈のことを想ってるから!
そして、「たとえ思い通りにならなくても、お母さんというものは娘を大事にするもの」と自分の経験から考えてるからだよね!
そして、もう一つの親子、栗原家の息子・慧太も自分の主張をハッキリ伝え、「自立」しているところを見せました。
さらに、蒼も栗原親子を通して父親に想いを伝えて「自立」していると主張。
最後に、蘭も黒澤の台本をただなぞるだけではなく「自立」しているという点も、サブタイトルには含まれていたのではないでしょうか。
『勝利の法廷式』のサブタイトルはやってくれるよな~
早乙女蓮は犯人ではない…!?
蒼が興信所を雇って黒澤の家に出入りしている男のことを調べました。
男の名前は椿九重。
早乙女蓮が勤めていた東都出版社に出入りしているフリーライターでした。
蘭は、「椿と協力して早乙女蓮が連続女性殺人事件の犯人だと突き止め、婚約者の復讐のために蓮を殺害したのではないか」と黒澤に問いました。
これも直接ぶつけるの!?
蘭すごくない!?本当にそうだったとしたら危ないじゃん!
でも、もし本当にそうだったとしたら、わざわざ蘭をおびき出した意味が分からないんですよね。
とか思ってたら、案の定黒澤さんは否定してくれました。
そして、「そもそも前提が間違っている。早乙女蓮は連続女性殺人事件の犯人じゃない」と言ったところで6話は終わりました。
ですよねー!
やっぱりそうだったか!
\ 早乙女夫妻は両方無罪の可能性があると予想した記事 /
まとめ:蒼の父への気持ちが伝わったぜ!
ドラマ『勝利の法廷式』の第6話は、息子をコネ入学させた父が息子の想いに心動かされ、不正を暴露する話でした!
いろんな人の「自立」が含まれていて、今回もよきサブタイトルでした!
そして、早乙女蓮が連続女性殺人事件の犯人ではないということが黒澤の口から語られましたね!
蘭が黒澤の婚約者のことを知っていると知った黒澤と蘭の関係は、今後どうなっていくのでしょうか。
次回も楽しみにしています!
それでは、
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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『勝利の法廷式』のBGM超カッコイイんだよね~!
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