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『勝利の法廷式』4話ネタバレ感想。「未必の故意は声に出したくなる言葉!」
今回は
ドラマ『勝利の法廷式』第4話の感想
です。
ドラマ『勝利の法廷式』は、2023年4月期の読売テレビ系の劇場型リーガルミステリー。
弁護士×脚本家って面白い組み合わせだよね!
『勝利の法廷式』の4話を見たので早速感想を書いていきたいと思います。
この記事は、ドラマを視聴した感想なのでネタバレを含みます。ご注意ください。
『勝利の法廷式』4話のあらすじ
CASE4 正義
[ ゲスト ]
- 大学生 村山翼 役:奥野壮
- 刑事 北見昌彦 役:淵上泰史
- 検察官 堀内英典 役:阪田マサノブ
蘭(志田未来)は、ある特殊詐欺事件で逮捕された大学生・翼(奥野壮)の弁護を担当することに。翼は詐欺の末端である“受け子”で、一人暮らしの高齢者からキャッシュカードを騙し取ろうとしたのだ。
接見のために警察署を訪れた蘭と蒼(髙橋優斗)は、刑事の北見(淵上泰史)から翼が容疑を否認していると聞かされる。翼は蘭と蒼に、求人サイトで見つけたアルバイトに応募して指示通りに仕事をしただけで詐欺とは知らなかったと語る。翼は、高額報酬に釣られた若者が知らないうちに詐欺に加担させられる“闇バイト”に手を染めてしまったと思われた。翼が何も知らなかったと立証できれば、罪には問われない。蘭は「一緒に頑張りましょう」と翼を励ます。黒澤(風間俊介)は蘭に、闇バイトをやっている人間のほとんどが詐欺と認識しているのが現実だと告げる。翼が嘘をついているのではないかと疑う黒澤に対して、蘭は翼の無実を信じていた。
日本の刑事裁判の有罪率は99.9%であり、起訴されて刑事裁判になれば勝ち目はない。蘭たちは不起訴処分に持ち込む方針で、調査を進めるも思うように運ばない。そして翼は起訴され、蘭たちは0.1%の可能性に賭けるしかなくなる。
そんな中、第一回公判が開かれる。黒澤は、傍聴席で女性の遺影写真を見ている青年・大貴(岩井拳士朗)に気付き不審を抱く。証言台に立った翼は起訴状の内容を否認し、詐欺の認識はなかったと改めて主張。蘭は黒澤の台本に従って翼への質問を重ね、裁判は蘭たちの想定通りに進むかと思われた。しかし、検察官の堀内(阪田マサノブ)からとんでもない事実が明かされる。翼を救うための筋書きが根底から覆された蘭は、行き詰まってしまい…。
出典:読売テレビ 『勝利の法廷式』 ストーリー CASE4
遺影を抱く謎の青年は、一体何者なのか? 闇バイトの裏側には、恐るべき真実が隠されていて――!?
『勝利の法廷式』4話の感想
|◤#勝利の法廷式 CASE4「正義」◢|
— ドラマ『勝利の法廷式』【公式】毎週木曜よる11時59分放送! (@houtei_drama) May 1, 2023
闇バイトの現行犯を弁護!?
刑事裁判の勝率0.1%に挑む‼️
そして黒澤に不穏な影…!?
/
CASE4「正義」
5月4日(木)よる11時59分放送💥
\#志田未来 #風間俊介 #髙橋優斗(#HiHiJets/#ジャニーズJr.)#奥野壮 #淵上泰史 #阪田マサノブ #岩井拳士朗 pic.twitter.com/7DZCTOOmTQ
4話は特殊詐欺事件の話
4話は、普通のバイトだと思って応募したら特殊詐欺の受け子になってしまった大学生の弁護をする話でした。
大学生の村山翼は、求人サイトで「商品受け取りスタッフ募集中」という広告を見つけて応募し、実際に商品を受け取りに行ったら逮捕されてしまった、と証言しました。
「受け子」としての自覚はないまま「受け子」をやらされてしまっていたパターンね。
刑事事件として起訴されてしまえば、99.9%有罪。
不起訴に持ち込むことができなければ絶望的な状況です。
詐欺をしかけられた被害者宅に示談の申し入れをしに行った蘭と蒼でしたが、「不起訴になりたいからでしょ?全然反省していない。示談には応じない」と一蹴されてしまいます。
まー、詐欺されそうになった身としてはそうだよね…
検事からは、半ば脅迫と呼べるような勢いで自白を迫られていたことが翼の記した被疑者ノートから判明。
これに憤った蘭は抗議文を担当した堀内検事に送り、さらに直談判しにいきました。
堀内検事は「私は悪人を野放しにするつもりは毛頭ありませんから」と言い捨て、翼を起訴しました。
これで蘭たちは0.1%の無罪判決に賭けるしかなくなりました。
0.1%だろうと、フィクションだから実現するんだよねきっと!
流川綜合法律事務所が黒澤の素性に迫る!?
蘭が所属していた流川綜合法律事務所では、蘭たちの動向を見ていました。
今回は刑事事件で原告側は検事が担当するため、流川所長は藤堂に向かって「安堵したんじゃないですか?」と声をかけます。
1話2話で蘭たちに負けたことで、藤堂先生に失望している感じだね
そして、藤堂に蘭と蒼と一緒にいる黒澤のことを調べさせるのでした。
黒澤の素性は視聴者としても気になるから「やれやれ~!」って思っちゃうね!
流川綜合法律事務所からも黒澤の過去が分かっていく感じなのでしょうか。
要注目ですね!
争点は「未必の故意」
起訴されたことで0.1%の無罪に賭けるしかなくなった蘭と黒澤。
受け子が無実を訴えた裁判で最も争点となる「未必の故意」について、過去の裁判を元にストーリーを練り上げました。
「未必の故意」とは、「犯罪による被害が意図的、もしくは確実に発生するとは考えていないものの、発生する可能性は感じている状態」のこと。
今回の事件でいうと、「確実に詐欺に加担しているとは認識していなかったとしても、「もしかして詐欺なのでは?」と疑う余地があれば「未必の故意」が認められる」ということです。
なので、蘭と黒澤は「報酬が不自然なほど高額だと感じたか」「荷物が金銭であると認識していたか」「集荷後コインロッカーに入れることを指示されたか」等の質問を法廷で翼へ投げかけ、「未必の故意」があったと判定される要素をことごとく否定する作戦に出たのでした。
超どうでもいいけど「未必の故意」って声に出して読みたくなる言葉だよね!
翼はただの受け子ではなかった!?
翼が受け子としての自覚がないただ騙されただけの大学生との印象付けることに成功していった蘭でしたが、堀内検事から衝撃の事実が明かされました。
堀内検事が法廷で再生した音声は、受け子と指示役の電話の内容。
なんと、指示役の声はどう聞いても翼の声だったのです。
翼は受け子じゃなくて指示役だったの!?
これで圧倒的不利になったまま第一回公判は終わりました。
黒澤が珍しく優しさを見せた!
翼が指示役だったと判明した第一回公判。
傍聴席から途中で出ていく男を見つけ、黒澤がその後を追って声をかけました。
男の名前は原大貴。翼の元交際相手・原菜月のお兄さんでした。
翼の元交際相手は、フィッティングモデルのバイトに応募したところから詐欺被害に遭った苦悩の末に自殺してしまったということです。
そんな…
原大貴さんの話を聞いていたとき、黒澤が普段見せない優しさを見せたのに驚きました!
やっぱり自分同様大切な人を亡くしたという痛みを持った人には優しくなるもんなんですね…。
まぁぶっきらぼうなだけでこれまでも優しかったんだけどね!
翼は交際相手の復讐を果たすために特殊詐欺組織に加わっていた
自殺した原菜月の携帯には、翼からのメッセージが大量に残っていました。
翼はずっと返信が来るはずのない菜月へメッセージを送り続けていたのです。
翼は、菜月に「金が払えないなら受け子をしろ」と連絡してきたIDへ「受け子の仕事がしたい」とメッセージを送り、特殊詐欺組織に潜入して、黒幕を暴こうとしていたのでした。
潜入し実態を目にした翼は、指示役のさらに上に「金主」という存在があることを知ります。
「金主」の正体を暴くために翼は指示役まで昇りつめたのでした。
すべては、菜月の復讐を果たすため。
悪いことをしていたのは事実だけど、恋人のために必死だったんだね…
法廷外で「金主」が判明!その正体は…!?
翼が罪を犯してでも暴きたかった「金主」の正体。
その正体が裁判終了後に判明しました。
翼のメッセージから得られた情報を基に、蘭が堀内検事と力を合わせて「金主」の正体を暴いたのです。
「金主」の正体は、なんと北見。
翼を逮捕した刑事でした。
村山翼の携帯から電話をかけて繋がるのはさすがにおかしくない?
特殊詐欺していて複数回線持ってないとかおかしいでしょ!
しかもご丁寧に「村山翼」ってきちんと登録してるなんてことある??
ここはさすがに無理があると思うよ…
最後に怒涛の展開が!
「金主」の北見は任意同行されるも逮捕されませんでした。
しかし、出所したところで原大貴に刺殺されてしまいます。
しかも黒澤のゴミ箱に蘭が知らない今回の台本の続きがあって、それの登場人物が原大貴だった!
さらに情報開示請求の結果、神楽蘭を誹謗中傷していたのが「黒澤仁」だったこと、
そして黒澤仁が連続女性殺人事件の被害者・黛十和の婚約者だったことが蘭と蒼の知るところとなりました。
蘭と蒼にとっては衝撃の事実だよね!
まー、おれは1話時点でわかってたけどねー!←
\ この記事ですでに考察済み! /
まとめ:特殊詐欺事件にも一捻りあり!
ドラマ『勝利の法廷式』の第4話は、恋人の仇である黒幕「金主」を暴くために大学生が特殊詐欺組織に潜入する話でした!
同情の余地はあるものの、犯罪に加担した事実は変えようがありません。
今回加害者となってしまった村山翼と原大貴。
なんともやるせない結末でした…。
そして、黛十和が黒澤仁の婚約者だったことが正式に判明しました。
神楽蘭の情報開示請求の結果も来ましたし、次回は黒澤が蘭を意図的に呼び寄せた謎がわかるのでしょうか。
次回も楽しみにしています!
それでは、
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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『勝利の法廷式』ネタバレ感想。
- 1話「BGMが超カッコイイ!」
- 2話「サブタイトルがしっかり意味を持ってる構成がいい!」
- 3話「後継者不足問題は現代の深刻な問題だよね…」
- 4話「未必の故意は声に出したくなる言葉!」
- 5話「黒川智花さんの豹変っぷりがよかった!!」
- 6話「子どもは親が思うほど子どもじゃない!」
- 7話「大治郎との対峙!そして指輪殺人事件に動きが…!」
- 8話「佐藤玲さん、かっこよかった!」
- 9話「真犯人の「正体」が判明…!」
- 10話「最後までサブタイルの意味が深いのさすがすぎるー!」
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『勝利の法廷式』のBGM超カッコイイんだよね~!
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