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『勝利の法廷式』最終回(10話)ネタバレ感想。「最後までサブタイルの意味が深いのさすがすぎるー!」
今回は
ドラマ『勝利の法廷式』最終回(第10話)の感想
です。
ドラマ『勝利の法廷式』は、2023年4月期の読売テレビ系の劇場型リーガルミステリー。
弁護士×脚本家って面白い組み合わせだよね!
『勝利の法廷式』の最終回(10話)を見たので早速感想を書いていきたいと思います。
この記事は、ドラマを視聴した感想なのでネタバレを含みます。ご注意ください。
『勝利の法廷式』最終回(10話)のあらすじ
CASE10 約束
蘭(志田未来)は、速水(泉澤祐希)にナイフを突き刺している黒澤(風間俊介)を目撃してしまった。まもなく、黒澤が逮捕される。蘭は、警察署で黒澤と対面。黒澤は、十和(入来茉里)を殺した連続殺人犯が速水だと気づき、彼を殺そうとしたものの、できなかったと告白する。
しかし、速水を刺したのが黒澤でないことを立証するのは難しい。黒澤自身も復讐を果たせなかったと思い込み、気力を失っているようだった。
連続殺人の真犯人は速水であり、花(北乃きい)の夫の蓮(カトウシンスケ)を殺したのも速水である可能性が高い。蘭はこの真実を明らかにして、花の無実を証明しようとする。一方、蒼(髙橋優斗)は、花が有罪になるよう仕向けた大治郎(升毅)を問いただす。大治郎は何も語らないものの、法廷には立つと約束する。蒼と大治郎、法廷で親子が対決することに――!
花と黒澤の無実を証明すると決意した蘭だったが、状況は厳しく、再び黒澤の元へ。
出典:読売テレビ 『勝利の法廷式』 ストーリー CASE10
花と黒澤を救うべく、絶対に勝たなければならない裁判が迫る。蘭は、ふたりの未来を照らせるのか!?
『勝利の法廷式』最終回(10話)の感想
#勝利の法廷式 最終回・CASE10「約束」
— ドラマ『勝利の法廷式』【公式】Blu-ray&DVD-BOX 12月13日(水)発売決定! (@houtei_drama) June 15, 2023
いよいよ今夜11時59分放送⚖️
/#志田未来 さん#風間俊介 さん#髙橋優斗(#HiHiJets)さんから
最後の見どころコメント到着☝️
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この動画も見れなくなるのか…
と寂しさを感じながら…🥹
最終回が迫ってきました!#勝利の法廷式 でコメントお待ちしてます🙇♀️ pic.twitter.com/0tavWE67ov
刺したのは速水自身!
蘭が速水の家に駆けつけると、そこには腹部から血を流して倒れている速水と、その傍らで果物ナイフを持って佇んでいる黒澤の姿がありました。
黒澤やっちゃったの!?
留置所で黒澤に話を聞いたところ、「復讐を果たそうと速水に襲い掛かったものの、できなかった」ということ。
そして刺したのは速水自身だという真実を伝えました。
速水は自分を刺させて黒澤に罪を着せたかったってことなのかな?
最後まで見ても刺させた理由がわかんないや。
黒澤は復讐できなかったことを悔やんでいる様子でしたが、蘭としては刺したのが黒澤じゃなくてよかったですよね~。
流川大治郎が証言をもみ消した理由は?
花と黒澤の無実の罪を晴らすため、蘭と蒼は動き出します。
関係者の相関図を作って事実関係を整理していくと、「流川大治郎がなぜ花が裁判で負けるように仕向けたのか」という疑問から「大治郎と芳野がつながっている可能性」が浮上してきました。
「何をやっても勝てば正義」を信条としている大治郎と週刊誌の編集長の芳野がつながってるとすると、
「不正をしていた記事を表に出させないために、大治郎は速水が不利になる証言をもみ消した」
と考えるのが無難かな?
そこで、大治郎とコンタクトをとってみることに。
大治郎に会いに行ったのは息子の蒼。
蒼は大治郎に芳野とのつながりについての仮説を話しますが、「証拠は?」とはぐらかされます。
それでも必死に食らいつく蒼は、大治郎に証人になるようお願いをします。
すると大治郎は、「法廷には立ってやる。だがそこで何を話すかは、お前が用意した証拠次第だ」と言い放ちました。
息子に試練を与えてる感あったな~
台本なしかと思ったけど、留置所で書いたんだね!
一方、蘭は東都出版社に乗り込み、芳野に「速水が犯人だと考えている」と伝えに行きました。
しかし、何の証拠もないため、当然一蹴されて終わりました。
まぁそうなるよね…
その後に会った椿から速水の母がすでに亡くなっているという情報を得て、速水に会いに行こうとするも、速水は面会謝絶でした。
蘭は黒澤にも会いに行きましたが、黒澤は無気力な様子…。
そんな黒澤に蘭が「まだ終わってない!」「私たちは私たちのやり方で、戦いましょう」と喝を入れると、黒澤は留置所で台本を書き始めました!
台本あるのか!
最後は台本なしになって「黒澤からの卒業!」って展開かと思った!
でもそれだとドラマのコンセプトが崩れちゃうか
黒澤の裁判で速水を土俵に引きずり出す!
今の証拠だけだと速水が連続女性殺人事件の犯人だと立証するのは難しい…。
そこで黒澤は、速水に自白してもらうのが一番いい手だと考えました。
そうなると、速水が検察側の証人として出廷する黒澤の裁判がチャンスになってきます。
法廷でうまいこと自白させられれば、当然花の容疑も晴れて無罪放免!って流れだね!
よーし、やったれー!!
そして、黒澤の裁判が始まります!
争点を情状酌量の余地の有無に持って行くため、黒澤が刺したことを認める!
黒澤は速水を刺していません。
しかし、争点を情状酌量の余地があるかないかに持って行けば、「速水に婚約者を殺された」という動機を法廷で主張することが簡単になります。
「肉を切らせて骨を断つ」作戦だ!
「自分が刺した」と認めることで、法廷で堂々と「速水が連続女性殺人事件の犯人であること」と「その根拠」を主張できるという作戦、さすがですね。
vs流川大治郎!蒼の親子対決!
続いて裁判は証人の大治郎と蒼との話へ。
大治郎にはやはり秘密がありました。
その秘密とは、医療カルテの偽装。
裁判が有利になるように、懇意にしている病院に医療カルテを偽装させていたのです!
そりゃダメだ!
このシーン、実にあっさりでしたが、これを見つけるには相当な量の資料の見直しが必要ですよね…。
短い時間の中で蒼がやり遂げたということでしょう…。
蒼も頑張ってくれましたねー!
大治郎と芳野小太郎の関係は?蒼やるじゃん!
大治郎と芳野は仲良しこよしではなく、やはり大治郎が弱みを握られて脅されている関係でした!
ですよねー
蒼が見つけた医療カルテの偽装の件で芳野に脅された大治郎は、早乙女花の裁判で花が犯人なるように仕向けたのです…。
ここまでしっかり筋道立てて説明をした息子に対し、大治郎は自分のしたことを認めました。
蒼のことを認めた瞬間だね…
…同時に自分のキャリアの終わりを認めたんだね…
蒼は最後に自分の想いを父に伝えました。
うん、いいシーンでしたね!
ラスボス感あふれる大治郎を倒したのが蘭じゃなくて蒼で、そこには双方の愛情も感じられた、というのがよかったです。
大治郎には改心して人に寄り添う弁護士になってほしいものです…。
実は大治郎が蒼を導いてたっていうのもよかったよね。
すでに「蒼の生き方をわかっていた」ってことだもんね…。
「私は早乙女蓮さんを殺していません」それってさ…
速水が証言台に立ちます。
検事の「さきほど、あなたは連続女性殺人事件や、早乙女蓮さん殺人事件、椿沙良さん殺人事件の犯人であるという証言が出ましたが、事実ですか?」という質問に対し、速水はこう答えました。
いいえ、私は早乙女蓮さんを殺していません。
この返し方って、「早乙女蓮さん殺人事件の犯人」の部分しか否定してないんですよね。
つまり…そういうことですよね…。
速水ってある意味めちゃくちゃ純粋なんだよね…
その純粋さに狂気を感じるんだけどさ…
黒澤さん!あんた脚本だけじゃなくて役者もやりなよ!
検察側は早乙女蓮の死亡推定時刻に、速水がバイトをしている姿を収めたカメラ映像を証拠として提出しました。
たしかにしっかりと速水が映っていて、これでは速水に蓮は殺せません。
すると黒澤が突然立ち上がり、暴れ出しました。
それを理由に蘭が裁判長に休廷を願い出て、裁判は一時休廷となります。
しかし、この黒澤の振る舞いはわざと。
休廷中に蘭と作戦会議をするために、混乱して取り乱してしまった演技をしていたのでした!
黒澤さん!
あんた演技も行けるよ!役者もやろう!!
考えてみたら脚本家って、頭の中にキャラクターがいるわけなんで、演技プランは持っているんですよね。
だから演技もある程度できて当然なのかもしれません。
速水の弱点、母親部分を攻めていく…!
速水は母を自殺で亡くしています。
自殺の原因の多くの部分は、夫である芳野小太郎が占めていたようです。
なので当然速水は父親である芳野小太郎を嫌悪している…。
そこで蘭は速水の境遇に理解を示すフリをして、速水の父親への拒否感を刺激していくのでした…。
誰しも触れられたくない部分ってあるよね…
無言で耐える速水でしたが、ついに耐え切れずに爆発!!
証言台の上で自白を始めました。
作戦勝ちだね!
速水の動機は狂ってる…
速水には「殺人」という意識はありません。
彼は女性たちを「救っていた」のです。
「人生をやり直したい」、そう言って死んでいった母のような目をした女性を「生まれ変わらせるお手伝いをしていた」だけなのです。
だから「胎児姿勢」にして「エンジェルナンバーである5つの指輪」をはめ、「赤ちゃんの匂いの香水」をかけ、赤ちゃんから「人生をやり直」させてあげてだけなんです。
彼女たちは大丈夫。
だって新しいスタートを切るんだから。
ちょっと待って…?
こわいこわいこわい…
おそらく速水は母を亡くしたショックから、「お母さんは再スタートを切ったんだ」と思わないと心が壊れてしまいそうだったのでしょうね。
いや、もうその時点で壊れちゃっているのですが…。
そして、本気で「母と同じような目をした女性」を救ってあげたかったんでしょうね。
自分の母親の幻影を重ねて…。
彼のしたことは当然許されることではないですし、理解できることではないですが、悲しみの深さと心の壊れてしまったことだけは伝わってきました…。
なんだかグッタリしちゃった…
にしても速水役の泉澤祐希さんの演技よかったね
ゾッとしちゃったよ…
早乙女花、無罪!!ついに「約束」を果たしたぞー!
黒澤の裁判から1か月後、花の裁判の結果が出ました。
結果は無罪。
やったー!!
花は晴れて陽斗くんのと再会を果たし、黒澤にも執行猶予がついて自宅に帰ってくることができました。
これはめでたしめでたしだね!
1話からの花のと「約束」を果たし、ハッピーエンドも迎えることができましたね!
よかったよかった!
もう一つの「約束」。さすが『勝利の法廷式』!
蘭が弁護士を目指すきっかけとなった事柄のひとつは、子役時代に演じた『小さな弁護士コラン』。
実は、黒澤が脚本家を目指すきっかけとなったのも『小さな弁護士コラン』だったのです!
マジでか!
『小さな弁護士コラン』の脚本は黒澤仁の親が書いており、黒澤は撮影現場で幼き日の蘭と会っていたのでした!
そして、そこで蘭と黒澤は「約束」を交わしていたのです。
黒澤が書いた脚本を、蘭が演じる
なるほど、なるほど。
だから黒澤は蘭をおびき出したんだね!
なんで黒澤の家に『小さな弁護士コラン』のDVDがあるのかって結構不思議だったんですが、その謎も解けました!
黒澤の親が脚本書いてた作品だったらDVD持っていても不思議じゃないですもんね~。
そして、さすが『勝利の法廷式』。
最後のサブタイトル「約束」にも複数の意味を持たせてくれてしました!
花と蘭との「約束」に、蒼と大治郎の「約束」。
そして、幼き日にした蘭と黒澤の「約束」…。
キレイに終わらせてくれたー!
さすがだよ『勝利の法廷式』!!
まとめ:『勝利の法廷式』はやっぱり今期イチオシだった!
ドラマ『勝利の法廷式』の最終回は、速水を追い詰め、花との約束、そして黒澤との約束を果たす話でした!
最終回も非常に面白かったです!
『勝利の法廷式』は途中で失速することなく、最後の最後までとことん楽しませてくれました!
個人的には間違いなく今期ナンバー1のドラマです!
『勝利の法廷式』最高だった!!!
終わってしまうのが寂しすぎますが、終わり方も見事だったので大満足です!
ちなみに、hulu限定で最終回の半年後のエピソードも配信されています。
締めとしてはとってもいいほっこりエピソードでしたよ。
\ 感想記事はこちら /
それでは、
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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『勝利の法廷式』ネタバレ感想。
- 1話「BGMが超カッコイイ!」
- 2話「サブタイトルがしっかり意味を持ってる構成がいい!」
- 3話「後継者不足問題は現代の深刻な問題だよね…」
- 4話「未必の故意は声に出したくなる言葉!」
- 5話「黒川智花さんの豹変っぷりがよかった!!」
- 6話「子どもは親が思うほど子どもじゃない!」
- 7話「大治郎との対峙!そして指輪殺人事件に動きが…!」
- 8話「佐藤玲さん、かっこよかった!」
- 9話「真犯人の「正体」が判明…!」
- 10話「最後までサブタイルの意味が深いのさすがすぎるー!」
『勝利の法廷式』考察。
- 『勝利の法廷式』考察。黒澤仁について考える。その1(1話時点)
- 『勝利の法廷式』考察。「指輪殺人事件」について考える。その1(2話時点)
- 『勝利の法廷式』考察。真犯人は誰?「指輪殺人事件」について考える。その2(8話時点)
\ サントラは6月14日発売! /
『勝利の法廷式』のBGM超カッコイイんだよね~!
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