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『勝利の法廷式』考察。真犯人は誰?「指輪殺人事件」について考える。その2(8話時点)
今回は
ドラマ『勝利の法廷式』の「指輪殺人事件」に関する考察
です。
ドラマ『勝利の法廷式』は、2023年4月期の読売テレビ系の劇場型リーガルミステリー。
『勝利の法廷式』の物語の中心となる事件が神楽蘭の親友・早乙女花と黒澤仁が深く関わっている事件が「連続女性殺人事件」=「指輪殺人事件」。
『勝利の法廷式』の物語の中心である「連続女性殺人事件」=「指輪殺人事件」ですが、7話で5人目の被害者が出てしまいました。
8話までを見た段階でわかったことから、真犯人の予想を書いていきたいと思います。
この記事は、ネタバレ及び筆者の妄想を含みます。ご注意ください。
8話時点での「指輪殺人事件」についての情報
8話まででわかった「指輪殺人事件」の内容についてまとめていきます。
登場人物たちの話に挙がったこと+仁の部屋に貼ってあった新聞記事の情報だよ
被害者は女性5人
連続女性殺人事件、通称「指輪殺人事件」の被害者は5人でいずれも30前後の女性です。
「指輪殺人事件」の被害者たち
- 赤羽二乃(27)
- 2018年の秋
- 黛十和(31)
- 2019年
- フラワーデザイナー
- 被害者の中で唯一相関図に載っている人物
- 黒澤の婚約者
- 真野時絵(29)
- 2020年11月8日(日)
- 瓜生二重(25)
- 2021年4月?(真野時絵より後の4月)
- 流川蒼と速水政樹のサークルの後輩
- 同窓会の帰り道で殺害される
- 最後に会ったのが流川蒼
- 椿沙良 ←NEW!
- 2024年
- 黒澤の協力者・椿九重の妻
- 3年目の結婚記念日に殺害される
黒澤仁についての考察で、黛十和が黒澤仁の婚約者じゃないかと予想してたけど、当たってたね。
瓜生二重も流川蒼の婚約者だったパターンもありうるのかな?
被害者たちには共通の特徴が残されていた
5人の被害者女性の遺体には、ある共通した特徴が残されていました。
「指輪殺人事件」被害者たちの共通点
- 膝を抱えた体勢になっていた
- 左手の薬指に5つの指輪がはめられていた
- 死因は塩化カリウムを注射されたこと
- 赤ちゃんのような甘い匂い(ノナナールの香り)がしていた ←NEW!
「指輪殺人事件」の犯人の動機と特徴を残した理由(予想)
上記のとおり、「指輪殺人事件」の被害者たちは30歳前後の女性であり、膝を抱えた体勢で左手の薬指に5つの指輪をはめられ、赤ちゃんの甘い匂い(ノナナールの香り)がついた状態で発見されました。
ここから「なぜ犯人がそんなことをしたのか」を考えてみたいと思います。
左手の薬指に残された指輪の意味(予想)
左手の薬指の指輪といえば、結婚指輪。
左手の薬指にはめる指輪は「愛の象徴」とされ、そのことは他の指が持つ意味よりも一般的に知られています。
2番目の被害者・黛十和は黒澤仁の婚約者で、遺体の傍らに落ちていた指輪は仁がプレゼントした婚約指輪でした。
そして5人目の被害者・椿沙良は、黒澤の協力者・椿九重の妻で、遺体の傍らにはやはり婚約指輪が落ちていました。
デザイン的に結婚指輪ではないと思う
そこから導き出せるのは、犯人は「婚約者を奪いムリヤリ結婚した」という儀式を行っているという可能性です。
つまり、犯人は「既婚者もしくは婚約者のいる女性を狙い、ムリヤリ奪って結婚する」という征服欲から犯行に及んだ可能性があると考えています。
この説が正しい場合、4人目の被害者・瓜生二重にも婚約者がいるはずです。
瓜生二重の婚約者は、流川蒼だったのではないでしょうか。
流川蒼が連続女性殺人事件に関わっていたことを話さなかった理由は、蒼自身が大きな悲しみを抱えていた上に、蘭の親友夫婦が事件に大きく関わっていたからなのかもしれません。
膝を抱えた体勢と甘い匂いの持つ意味(予想)
膝を抱えた体勢は、8話で胎児姿勢だと判明しました。
前の予想が大体当たってたね!
\ 2話時点での考察 /
さらに、
遺体に付いていた甘い匂いは、赤ちゃんの匂いということもわかりました。
こうなると、犯行動機に「赤ちゃん」が関わっているのは間違いないでしょう。
犯人は「妊娠中の女性」をターゲットにした可能性があります。
前述した「既婚者もしくは婚約者のいる女性」と合わせると、犯人の狙いは「既婚者もしくは婚約者のいる妊娠中の女性」です。
この仮定が正しい場合、「瓜生二重は蒼の子どもを妊娠していた」可能性があります。
流川大治郎がもみ消したのは、「未婚の息子が女性を妊娠させていた」ことなのかも?
こう考えると、蒼が蘭や黒澤に連続女性殺人事件について話さなかったことも納得できませんか?
ということで、「妊娠中の女性がターゲットになっていて、蒼が隠しているのは瓜生二重が自分の子どもを妊娠していたこと」なのではないでしょうか。
頑なに隠すにはちょっと理由が甘いか?
指輪殺人事件の真犯人は誰?
続いて、「連続女性殺人事件」=「指輪殺人事件」の真犯人について考えていきたいと思います。
現在のところ、犯人候補は
真犯人候補①:流川蒼
8話では流川蒼が「犯人っぽい」という演出がこれでもかとされていました。
実際に流川蒼は怪しい動きをしています。
- 蘭に「しばらく休ませてほしい」と伝えた電話をかけたのは、中に蘭がいる黒澤の家の目の前
- 黒澤が流川大治郎に「息子はどこにいる!」と言ったとき、同じフロアにいたのに出てこない
- 蘭が椿沙良殺害現場に行った際、蘭の姿を見つけて慌てて隠れる
- 椿九重が不起訴になったと聞いたときに「え?」と声をあげる
こうして見るとやっぱりだいぶ不審な行動とってるよね…
ただし、ここまで「蒼が怪しい」という演出をしていることから察するに、さすがにこれはミスリードでしょう。
メタ視点で判断でごめんね
不審な行動をとっている理由、事件について知らんぷりをしていた理由は、「瓜生二重との関係を伏せておきたかったから」だと考えられます。
真犯人候補②:流川大治郎
7話で黒澤が大治郎にした脚本の話では、「大物弁護士Xが息子のスケープゴートとなる記者を殺して罪をなすりつけた」となっていました。
黒澤のこの説の大物弁護士Xは、もちろん大治郎のこと。
この説が正しいとした場合、連続女性殺人事件の犯人は蒼で、早乙女蓮を殺害したのが大治郎ということになります。
となると、真犯人は「流川親子」とした方がいいのかもしれません。
ただし、これも黒澤がすでに仮定の話として出してしまっているため、メタ視点で見ると演出上ありえません。
もし真犯人が「流川親子」だった場合、『勝利の法廷式』の評価は地に落ちるでしょう。
ここまでの『勝利の法廷式』を見てきて、そんな結末にはならないと確信してる!
考えられるとすれば、「蒼が連続女性殺人事件の犯人だと大治郎が勘違いをしていて、蒼のスケープゴートとして早乙女蓮を用意したが、予定外に蓮も殺されてしまった」という線はあるかもしれません。
真犯人候補③:芳野小太郎
芳野小太郎は、早乙女蓮と椿九重が出入りしていた東都出版社の編集長です。
芳野は8話で初登場し、妻殺害容疑で捕まった椿九重と連続女性殺人事件の犯人とされている早乙女蓮について、蘭に対して以下のように言っていました。
- 椿のことはよく知らない
- 早乙女蓮が事件を追っていたことは知らない
- 「殺人鬼同士通じるものがあったんじゃないか」と揶揄
しかし、hulu限定オリジナルストーリーである『勝利の法廷式~はじまりの日~』「CASE0 序章~破壊された日常~」(1話より前の話)では、
- 椿から早乙女蓮が事件を追っていたことを聞き、
- 早乙女蓮のことを「素晴らしい記者だった」と述べ、
- 早乙女蓮の意志を継いで事件を追うことにした椿に「情報は逐一報告してくれ」と約束させていた
のです。
なんか蘭が聞いたときと随分違くない?
このCASE8(8話)とCASE0(序章)の差は、とても違和感があります。
芳野は、事件を嗅ぎまわる鬱陶しい蓮に罪を着せて殺害、さらに蓮の意志を継いで事件を追い始めた椿には情報を逐一報告させ、椿に模倣犯としての疑いがかかるように椿の妻を殺害した。
という筋書きが、筆者の頭の中で生まれました。
芳野編集長であれば、蓮からも椿からも取材の過程を自然に聞くことができるだろうし、行動の把握もしやすいでしょう。
そのため、芳野は蓮にも椿にも罪を着せやすい人物になるのです。
こう考えると、CASE8とCASE0の態度の差が納得できるんだよね
以上のことから、筆者としては
東都出版社の週刊現都編集長の芳野小太郎が、最も有力な真犯人候補であると考えています。
全然違かったらごめんね!
真犯人候補④:速水政樹
多分ないとは思いますが、「そうだったらおもしろいな!」というのが速水政樹。
つまり、ダークホース!
速水政樹は、2話で登場した流川蒼の大学時代の友人です。
7・8話では、蒼に疑いを持っている黒澤から蒼のことをかばっています。
ただし、彼も瓜生二重には近しい人物。
そして、速水がメインとなった2話のサブタイトルって「正体」なんですよね。
実際、2話では速水は「結衣の熱烈なファン」という「正体」を隠して裁判に臨んでいました。
「結衣のファン」という意味では、速水はすでに「正体」を明かしています。
しかし、2話のサブタイトル「正体」にそれ以上の意味が含まれていたら…?
そうだったらめっちゃおもしろくない!?
『勝利の法廷式』ってサブタイトルに何重にも意味持たせてたりするから、あり得なくもない気がするんだよね!
2話という序盤のサブタイトルを伏線として、最後に物語全体のカギである「指輪殺人事件」の真犯人という「正体」が暴かれる…!
本当にそうだったら、超筆者好みの話です!
ないとは思いますけどね…。
まとめ:真犯人は誰だ!?
以上、ドラマ『勝利の法廷式』8話時点の「指輪殺人事件」に関する考察でした!
犯人は一体誰なのでしょうか。
筆者の本命は、東都出版社の芳野小太郎。
次いで、速水政樹としておきます。
速水政樹だったら興奮する!
でも、もうそうだったら動機は何なんでしょうね。
「赤ちゃん」関連の動機だと考えると、犯人は女性のような気もするのですが、あまり怪しい人がいないんですよね。
うーん!一体どんな展開になるのでしょうか!
結末が非常に楽しみです!!
それでは、
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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『勝利の法廷式』ネタバレ感想。
- 1話「BGMが超カッコイイ!」
- 2話「サブタイトルがしっかり意味を持ってる構成がいい!」
- 3話「後継者不足問題は現代の深刻な問題だよね…」
- 4話「未必の故意は声に出したくなる言葉!」
- 5話「黒川智花さんの豹変っぷりがよかった!!」
- 6話「子どもは親が思うほど子どもじゃない!」
- 7話「大治郎との対峙!そして指輪殺人事件に動きが…!」
- 8話「佐藤玲さん、かっこよかった!」
- 9話「真犯人の「正体」が判明…!」
- 10話「最後までサブタイルの意味が深いのさすがすぎるー!」
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『勝利の法廷式』のBGM超カッコイイんだよね~!
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