『最高の教師 1年後、私は生徒に された』最終回(10話)ネタバレ感想。「鵜久森に託された里奈のハッピーエンド！」

今回は

ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に された』最終回（第10話）の感想

です。

ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に された』は、2023年7月期の日本テレビ系の新時代のサスペンス学園ドラマ。

👩‍🏫情報解禁👩‍🎓
7月期新土曜ドラマ
「最高の教師　1年後、私は生徒に◾️された」
新時代のサスペンス学園ドラマ🏫
お楽しみに〜✨#松岡茉優 #芦田愛菜 #最高の教師 pic.twitter.com/wUfXVhFKr5

— 「最高の教師　1年後、私は生徒に◾️された」【公式】7月15日スタート (@saikyo_ntv) May 17, 2023

主演は松岡茉優さん。

『最高の教師 1年後、私は生徒に された』の最終回（10話）を見たので早速感想を書いていきたいと思います。

この記事は、ドラマを視聴した感想なのでネタバレを含みます。ご注意ください。

『最高の教師 1年後、私は生徒に された』最終回（10話）のあらすじ

https://www.youtube.com/watch?v=oJfam0a_vs4

１年前、突如与えられた2周目の人生。生徒に突き落とされた自らの死の未来を変えるため、“何でもする”覚悟を決めた九条（松岡茉優）は、ただひたすらに駆け抜けた。この世界を「変えよう」と。その思いに、これまで無自覚に人を傷つけ、無自覚に我慢をし、無自覚に見過ごしてきた３年Ｄ組の生徒たちも一人、また一人とその「本気」を解放してきた。

そして再び迎える、“あの卒業式の日”…。九条は１年前と同じ場所で、………“あの人物”と対峙する！

果たして九条の前に現れるのは誰なのか！？その「運命」の結末は！？
「変わらない」と諦める貴方へ……、九条が贈る最後の授業—— 。言葉の１つ１つを貴方に目掛けて懸命に送り出す、魂込めた最終回！！

出典：日本テレビ『最高の教師 1年後、私は生徒に された』 STORY #10

『最高の教師 1年後、私は生徒に された』最終回（10話）の感想

この後10時から最後の授業を受ける皆様。#最高の教師

忘れないでね🎓#松岡茉優 #芦田愛菜 #松下洸平 pic.twitter.com/Dx1TWfZd76

— 「最高の教師　1年後、私は生徒に◾️された」【公式】ありがとうございました🎓 (@saikyo_ntv) September 23, 2023

最終回は変わらないと絶望する星崎を救う話。

ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に された』の最終回（10話）は、卒業式の日に里奈を突き落としたのが星崎だと判明し、自分が変わらないことに絶望し死を選ぼうとした星崎を救い、里奈の2周目の人生が続いていく話でした。

最終回（10話）の主な出来事

• 真相が判明した鵜久森の席には毎日花が置かれるようになった。
• 野辺・金澤、復学。
• 11月、西野復学。
  • 花を飾った。
• 進路が決まると、鵜久森の席に報告するようになった。
• 里奈、卒業式2日前。
  • 「明日が来る感覚がない」と鵜久森が言っていた感覚が芽生え始めた。
• べすとほっぷ、5周年記念日。
  • 里奈・智美・夏穂でお祝い。
  • べすとほっぷは「2人とまた集まる場所つくろう」という想いで作られた。
    • 「80歳になってもこの店で3人でこの日にお酒を飲むのが私の目標」という智美に何も言えない里奈。
    • 家に帰ってから「危険な目には絶対巻き込みたくない」という気持ちで2人に言えなかったし、蓮にも「絶対に巻き込まれようとしないで」と伝える。
• 卒業式当日。
  • 朝、蓮が結婚して初めて作ったTHE・男にぎりを作ってくれた。
    • 来週お花見に行こうという蓮に首肯できない里奈。
    • 「行かない選択肢はないのか」と聞く蓮に首を振る里奈。
      • 最後かもしれないから行くわけではなく、鵜久森と同様今を変えるために行く。
      • 里奈、言えなくなるかもしれないからと里奈に「好きだよ」と伝える。
  • 突き落とそうとしてきた犯人は、星崎。
    • 里奈、1周目は突き落とされて始業式に行ったことを星崎に告白。
      • 2周目では、鵜久森の落下により渡り廊下の下に花壇が設置されることになった。
    • 里奈が星崎が犯人だと確信したのは、落とされたときに顔が見えなかったから。
      • 普通は覗き見るはずの場面で顔が見えなかったから、無感情に近い状態で行われたことと推測し、他の生徒が心を揺さぶられている時にも無感情だった星崎に当たりをつけた。
        • 星崎は里奈を殺した後、自分も死ぬ気。
          • 里奈はそれを止めに来た。
          • 自死を選ぶのは「苦しい状況が変わらないと絶望したとき」。
            • 星崎からは何をしているときもその絶望に近い危うさを感じた。
              • 星崎は小学生のときから「自分がおかしい」と気付いて周りに合わせていた。
              • そうすると周りから色がなくなったむなしい世界になった。
              • しかしこの1年は里奈のおかげですっごい楽しかった。
      • 浜岡に西野のことを話したのは星崎。
        • 西野が居場所なくしていることを話したら、里奈がまた何かしてくれると思ったから。
          • そうしたら鵜久森がああなってしまって悲しかった。
          • 自分にも何かできることはないかと浜岡の動画を見つけ、東風谷に話した。
          • 「誰かのために生きてみたかった」
            • 里奈が「それぞれ考えて向き合う」と言ったとき、1人だけ変わらない自分が再び周りに合わせられない状態になった。
              • 変わらない自分に絶望した。
              • 星崎、「俺と一緒に死んでくんない？」と里奈にお願い。
                • 里奈、「私が何でもするのは生徒が変わるため」と断る。
                  • 1周目の里奈は「色を失った世界を淡々とこなす日々がむなしくなる」今の星崎と同じだった。
                  • 1年をやり直してみて、色を失って白けていたのは世界じゃなくて自分だったと気づいた。
                  • 里奈、「自分だけは自分を信じてほしい」「変わらないなんて白けないで」と伝える。
                    • 星崎、「言っていることはわかるが心が動かない」「悲しいね」といい、飛び降りる。
                      • 里奈、星崎の腕をつかみ必死で落下を防ぐ。
                      • 3年D組のみんながやってくる。
                        • 蓮、里奈と星崎を引き上げる。
                        • 相良、星崎に「俺たちのために死ぬな」と命令。
                          • 星崎、自覚はしていないが、心が動いた。
      • みんなで降りて、渡り廊下の下、花壇を横を通ったときに浜岡に里奈が刺される。
        • 「悲しいことはいつも青空の下で起きてしまう」
        • いつでも苦しい状況を変えてきたのは生徒自身だった。
        • 里奈にとって「最高の教師」は「生徒」だった。
• 里奈、病室で目を覚ます。里奈は鵜久森に「託」された。
  • 目の前には蓮。
    • 3年D組の生徒たちが入ってくる。
    • 鵜久森の姿も一瞬見えた。
      • 里奈、蓮にお礼。生徒たちに「卒業おめでとう」。

今回のメインは星崎透

最終回のメインは、奥平大兼さんが演じる星崎透でした！

「何でもします土曜日」ですね。
今夜10時ですよ🎓#奥平大兼#最高の教師 pic.twitter.com/s5YDm1m1Qg

— 「最高の教師　1年後、私は生徒に◾️された」【公式】ありがとうございました🎓 (@saikyo_ntv) September 23, 2023

ようやく、というか最後に来ましたね、星崎透。

まぁ星崎透というキャラクターについては後で書くとして。


星崎透を演じた奥平大兼さんは、映画『MOTHER』で長澤まさみさんの息子である周平役を演じていたんですね。

＼ 少年による祖父母殺害事件を題材にした映画 ／

偏見を恐れず超簡単に『MOTHER』の周平の概要を書くと、「母親に洗脳されてお金のために祖父母を殺害し、その罪も完全に母親に押し付けられた息子」というもの。

このドラマの星崎くんでも生きることに絶望した役柄を演じていましたが、『MOTHER』の周平はそれ以上に生きるのがしんどい役どころですね。

星崎くんも圧巻でしたからね～。

奥平大兼さんは今後、日本を代表する名俳優になりそうな気がします！

ガッシュがマジで立派な教頭になってる！

卒業式前日の朝、ガッシュ教頭が締めの漢字を発表していました。

締めの漢字は「刻」。

新年度になって心機一転するのではなく、今年度起きたことからの学びを「刻み」続けたいという思いで選んだようです。

鵜久森の事件以来、ガッシュ教頭のカッコよさがぐんぐん増していきましたよね！

夏穂が最後まで「最高の友人」すぎる。

脚本家さん、夏穂というかサーヤさんのこと好きすぎません！？

毎話少ししか登場しないくせに、名台詞と共に最高すぎる人間性を見せつけてきやがります。

というくらい、最高の友人でしたね～。

最終回でも「近くにいるやつ2人だけ助けられればいいと思っている」「それが全員できたら助けを求める数より助けようとする数の方が多くなるから」とカッコいいことを言っていました。

里奈の言葉にハッとした人は多いと思いますが、夏穂の言葉が響いた人も相当いると思うんですよね。

夏穂さんは最高でした！

里奈を突き落としたのは、やっぱり星崎くんでした…

里奈のことを突き落とした犯人は、大方の予想通り星崎くんでした。

でも、筆者が思っていたほどはサイコパスじゃありませんでした。

1周目は「景色を変えてくれなかった先生を殺して自分も死ぬ」、2周目は「先生が周りの景色を変えてくれたのに自分だけが変われないことにさらに絶望し、優しい先生に自分と一緒に死んでもらう」というような理由だと筆者は解釈しました。

筆者の中では、自分自身に対してももっと客観的に実験道具のように見ているイメージだったので、「絶望する」という人間的な部分が動機になっていることが意外でしたね。

…的なことを言いそうな気がしていました。


しかし、実際は星崎くんはもっと人間的で苦しんでいたんですね。

浜岡に西野の件を話したのも、浜岡を見つけた動画を東風谷に見せに行ったのも、「誰かのために生きてみたかったから」でした。

2周目は変わっていく周りを見て自分を変えようとしたのに変えられなかった末の絶望…。

これはかなりしんどいやつですね…。

里奈の普段の敬語がここで効いてくるんだね

「先生…俺と一緒に死んでくんない？」

長い独白を終えた星崎くんにそう聞かれた後から、里奈は敬語で話すことをやめました。

先生と生徒としてではなく、人と人として向き合った方がいいと考えたのでしょう。

里奈が先生然としているとき、常に敬語で話していたのがここで効いてきましたね。

前回の西野のときとは違い、思わず漏れ出てしまったというよりは、「里奈自身が人として向き合うことに決めた」演出に見えました。

浜岡の逆襲！変わったことで恨まれることももちろんありうる

蓮やクラスメイトたちのおかげで星崎くんを止めることに成功した里奈。

ほっと一安心したのも束の間、里奈はナイフで刺されてしまい、命の危機に瀕します。

里奈を刺したのは浜岡。

浜岡から見たら、里奈が動いて色々状況が変わったことで、浜岡の人生は悪い方に変えられたのでした。

こうして見ると、間接的にとはいえ浜岡も里奈に人生を変えられた人物の1人。

変わったことで感謝されるケースが大半でしたが、浜岡のように恨まれるケースも当然ありうる話です。

里奈生存エンド！里奈は鵜久森に「託」された！

浜岡に刺された里奈は、鵜久森と同じように1周目と同じ日に亡くなるかに見えました。

しかし、失った意識の中、里奈の中に出てきたのは鵜久森の最後のメッセージでした。

先生にバトンを託します。

で、鵜久森にとっての「最高の教師」である里奈にとっての「最高の教師」は「生徒」だ、と。



・・・。

なんじゃそりゃ！

お見事でした…。

まとめ：鵜久森に託された里奈の2周目が続くハッピーエンド！

最終回は、生きることに絶望し里奈と一緒に死のうとした星崎を救い、鵜久森からバトンを託された里奈が2周目の人生を続けていく回でした。

突き落とした犯人に意外性はありませんでしたが、動機は意外でした。

そして、タイトル・サブタイトルの回収が見事でしたね～！


あと、huluオリジナルストーリーの『拝啓、大人になる貴方へ』がすごいです。

なんと、生徒たち1人1人の台本なしのエチュード！

📢Huluオリジナルストーリー
『拝啓、大人になる貴方へ』

各キャストさん、台本のなしのエチュードで
話してます。
皆さんが用意した自分の言葉で語ってます。
すごいです。

是非、みてください♪#最高の教師 https://t.co/9K3svbwtm7

— 「最高の教師　1年後、私は生徒に◾️された」【公式】ありがとうございました🎓 (@saikyo_ntv) September 23, 2023

ボリュームも前編だけで42分と、オリジナルストーリーとしては異常な長さです。

＼ 台本なしのエチュードはhuluだけ！ ／